他人が書いたものを一つを読み、その形式や内容をそのまま真似る者は三流

他人が書いたものを五つ読み、その優れた形式や内容を真似る者は二流

他人が書いたものを九つ読み、その優れた形式や内容を吸収し、全く別の次元のものに変えてしまう者は一流。

 

他人の話しを聞き、てにをはを直す程度のものを自分のものとして開陳する者は三流

他人の話しを聞き、それを自分で咀嚼したものを深めず、そのまま自分のものとして開陳する者は二流

他人の話しを聞き、それを自分で咀嚼し、自分の価値観や人生観で味付けし、だれが聞いても「あの人のものだ」と言わせるようなものを開陳する者は一流。

 

他人から学んだことをさも自分自身で学んだことのよう自他に思わせ、安心している人は三流

他人から学んだことを他人から学んだこととして自覚し、自分のものにしなくてはならないと気づいている人は二流

他人から学んだことを実際に試し、それを無数に反復し、本当に自分のものにしてしまう人は一流。

 

これを読んだのち我が身を振り返り、その時だけであとは忘れてしまうあなたは三流

これを読んだのち我が身を振り返り、改めるべきところを自覚し、自覚はしたもののなかなか直らないあなたは二流

これを読んだのち我が身を振り返り、改めるべきところを自覚し、本当に改めてしまったあなたは一流。

 

これを書いたのち自身を振り返り、その時だけであとは忘れてしまう私は三流

これを書いたのち自身を振り返り、改めるべきところを自覚し、自覚はしたもののなかなか直しきれない私は二流

これを書いたのち自身を振り返り、改めるべきところを自覚し、本当に改めてしまったとしたら…私は一流になれるのかもしれない

 

出所:中沢努「人間としてのコンプライアンス原論」

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初稿:2010年07月06日