コンプライアンス対策の本質はどこにあるか。
あなたは知っていますか?
答えは、「人間」にあります。
コンプライアンス対策の本質は「人間を深く洞察し、人間を深く理解する」 ことから生まれるのです。
なぜか?
コンプライアンス問題の奥底(おうてい)には 「頭ではいけないと分かっていながら(すべきでないことを)してしまう」 がある
からです。
<薄っぺらい建前論>をいくら言っても、社員は「そんなの分かってる」と聞き流す。
それは平和ボケの空気を生み出し、他人事意識の社員を作り出す元凶になるだけです。
大事なこと。
- 理想と現実のはざまで日常を生きる 、現実としての人間(=この私)
- そんな中、時に易きに流れる 、人間の弱さ(=この私)
- それを抱えて生きざるを得ない 、この現実
- それでもこれらの矛盾を呑み込み結局は自分を肯定し生きていく 、という人間存在の不思議さ
こういった、
- 誰にとってもあたりまえの<人間としての普遍的現実>ときちんと向き合い、
- <そこから覗かれる機微>に思いを馳せ
- それを<自分の問題として深く考える>
ということを、愚直に行う。
コンプライアンス対策の本質の在りかは「人間」にある。
そして、コンプライアンス対策の本質は「人間を深く洞察し、人間を深く理解する」 ことから生まれるのです。
出所:中沢努 「人間としてのコンプライアンス原論」
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