独占禁止法違反罪による入札談合事件で2億円と1.8億円の罰金判決を受けた会社へ
新聞に出ていた、入札談合事件で独占禁止法違反(不当な取引制限)罪に問われた2つの会社。
罰金2億円と罰金1億8千万円がそれぞれ言い渡されたのですね。
いずれも「判決を厳粛に受け止め、再発防止策などに全社を挙げて取り組む」という趣旨のコメントを判決後にしたそうですが、報道によれば、過去にも談合事件で罰金刑を受けていたそうではないですか。
- 「再発防止策などに全社を挙げて取り組む」って、何のことを言っているのですか?
- 前回の罰金刑では「再発防止策などに全社を挙げて取り組む」って、言わなかったのですか?
- 言ったとしたら、なぜ同じことが繰り返されたのですか?
詭弁でなく、子供じみた言い訳でもなく、居直った強弁でもない言葉は何ですか?
談合するに値するあなたの言い分があるであろう事はうすうす感じます。
でも、言ったのですよね。
「再発防止策などに全社を挙げて取り組む」って。
今回の2社だけでなく、談合や独占禁止法違反をした、しそうな、あるいはこれからするであろう全ての会社に聞いてみたい。
あなたの言葉って何なのですか?
出所:中沢努 「人間としてのコンプライアンス原論」
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