油圧機器メーカーによるデータ改ざん問題
油圧機器メーカーによるデータ改ざん問題、すべきは何か?
油圧機器メーカーが起こした免震ダンパーデータ改ざん問題。
震度7程度の地震でも倒壊の恐れはない(国土交通省)という報道もあり「製品を交換すれば実害はない」という
見方もあります。
その見方自体は否定されてはいけませんが、忘れてはならない大事なことがあります。
それは
【当事者は「起こってしまったことは仕方ない。交換すればいいだろう。それが実害を防ぐ確実な方法なのだから」
で済ませてはならない】
とうことです。
世間はそれで済ませてもいいでしょう。
納入された物件オーナーや居住者はそれで済ませてもいいでしょう。
でも、それを起こした当事者はいけない。
- 当事者である会社は、親会社を含め組織が存続し続ける限り、その事実を背負い続ける。
- 親会社を含め当事者である会社のトップは、生きている限り、その事実を背負い続ける。
- 口頭で脈々と受け継いできた不正に実際に手を染めた人は、自分が生きている限りその事実を背負い続ける。
それが人として最低限負うべき責任ではないでしょうか。
出所:中沢努「人間としてのコンプライアンス原論」
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