社長に「不正を指示」された時

もし言われたら、あなたはどうする? 過去の事例から学ぶこと

東芝の不適切会計。
この不正問題、社長が実質的に指示していた、と新聞には書かれています。

(引用開始)
東芝の不適切会計を調べている第三者委員会は、近くまとめる調査報告書で経営陣の責任を追及する。
田中久雄社長については、インフラ部門で損失計上の先送りを実質的に指示していた事実を把握。
(引用終わり)日本経済新聞(朝刊) 2015/7/12

組織で上司に逆らうことはご法度。
特に社長や役員には。

もし、あなたがそんな立場に追い込まれたら?
あなたに「ビジネススキル」がいくらあっても、たぶんそれは役立ちません。

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社員に違反行為をさせないためにすべきことは何か?

マニュアルの作成?
規則の厳罰化?
誓約書の提出?

違います。
それでは違反は防げません。

違反を防ぐためのポイントは3つあります。

1つ目・・・
2つ目・・・

3つ目は、
ビジネススキルではなく、一個の人間としての力です。

なぜなら、不正の指示を断れなくしているのは、
「組織人としての自分、そういう自分の内面」であり、いざという時に実際に断るためには、
組織人ではない「本来の自分、本来の自分としての内面」が必要だから、です。

「コンプライアンス違反の心理学とノーと言うための自分学」
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組織に属していたとしても、「やっていいこと」と「いけないこと」がある。

◆ 私たちは、組織人である前に「ひとりの人間」です。
◆ 私たちは商人である前に「ひとりの人間」です。

だから、あなたが不正を社長に指示されたら「組織人」でなく「ひとりの人間」に戻ればいい。

ビジネススキルは、組織人のためのスキルであり、商人のためのスキルです。
そして、それをもう十分学んできた。

私たちは「ビジネススキルの肥大化」にあります。
だから、もっとひとりの人間」としての力を高めねばならない。

それは知識を増やすことではなく、「深く考える」ことによって成されます。
なぜなら、知識ばかりあっても、他人事意識(ひとごといしき)と評論家が跋扈するだけであろう、と考えるからです。

初稿:2015年 7月13日 (https://profile.ne.jp/w/c-158416/

(中沢努 「人間としてのコンプライアンス原論」を一部加筆)
(無断転載や無断複製禁止)

 

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本サイトには「きつい言葉」によって書かれたページがありますが、それには意味があります。
残念なことですがここまで言わないと本当の意味で気づけない】というのが現実だからです。

差し障りのない言葉で意識が変わり、行動が変わるのであればこのようなことはしません。
でも現実は違う。

早くこのようなことが必要なくなる時が来てほしい。
そう願うばかりです。

https://pensee-cmp.com/本サイト読者へ-コンプライアンス研修のページ/

資料作者

本サイト運営者 中沢 努

早稲田大学文学部で哲学を学び卒業後、同時通訳訓練を受ける。事業会社を経てアーサーアンダーセンへ入社。同社コンサルティング部門にて組織や人事問題に関する各種コンサルティング活動に従事。現在は「企業倫理・コンプライアンス」と「教養・リベラルアーツ」の分野を中心に活動。

哲学や心理学に対する造詣が深く、それらの知見をコンサルティング・意識改革・人材育成等に採り入れ応用。伝統的日本企業の組織や人材に対する深い理解と経験を有しており、日本国内中心で活動している企業のみならず、グローバル企業に対してもコンサルティングサービスを提供している。

通常のコンサルティング・研修に加え、外資系クライアント向けに英語によるコンサルティングやファシリテーションも行う。

※ 同作者による他の教育資料もご参考下さい。→ コンプライアンス資料庫

コンプライアンスコンサルティング/コンプライアンス研修/コンプライアンス講演、他
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