コンプライアンス研修、最初に実施すべきは誰か?
ものごとは言い出した者から始めろ
コンプライアンス研修をやる時、誰から始めるのがいいか?
社員ではありません。
社長とコンプライアンス業務に就く人です。
なぜか?
「言い出しっぺ」だからです。
社長は「コンプライアンスを守れ」と社員に言う。
(時間的な意味で)最初に言ったのが社長でなくても、立場上は「言い出しっぺ」。
だから社長なのです。
そして、コンプライアンス業務に就く人。
これも同じ意味で「言い出しっぺ」。
社員に「コンプライアンスを守りましょう」と言う立場なのだから。
下のスライドを見て下さい。
隗より始めよとは「ものごとは言い出した者から始めろ」という意味です。
この「当たり前」ができていないで、なぜ「その先」ができるでしょう?
だから社長とコンプライアンス業務に就く人なのです。
出所:中沢努「人間としてのコンプライアンス原論」
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隗より始めよとは「物事は言い出した者から始めろ」という意味
筆者
本サイト運営者 中沢 努
早稲田大学文学部で哲学を学び卒業後、同時通訳訓練を受ける。事業会社を経てアーサーアンダーセンへ入社。同社コンサルティング部門にて組織や人事問題に関する各種コンサルティング活動に従事。現在は「企業倫理・コンプライアンス」と「教養・リベラルアーツ」の分野を中心に活動。
※ 同筆者による他の教育資料もご参考下さい。→ コンプライアンス資料庫